鎮座

権堂のネオンホールの一階には

団地堂という古本屋があるのですが

 

団地堂がオープンしたとき

店主のいいだごうさんに

 

「エンデの全集、仕入れてください」

とお願いしたのでした。

 

それからたぶん二年くらい経って

先日、ごうさんから、本が手に入ったと連絡がありました。

全集の話をしたことを覚えていてくれたことが、なにより嬉しかったし

何社からか出ている全集のうち、一番素敵だと思っていた岩波の花柄のシリーズで、テンションがあがりました。

そして、ごうさんは、予算よりもさらにまけてくれました。

 

 

毎日ページを開いたりしないけど

お気に入りの作家の作品が全部並んでいるというのは、至福です。

 

本棚に入らないので

机の上に鎮座しています(自動的に只今机は使用中止となっております)。

 

朝陽を浴びて

花柄の函入りの本たちの

背表紙の金いろの文字がきらきらと輝くのを

ほうっと満足げにながめて、一日がはじまるのです…!

なんてことでしょう。うふふ。