一日とて

夏の間は、できる日は

地元に帰って、早朝だけ畑の手伝いもどきをします。

 

とにかく「勉強させてもらウ」立場なので

言われたことをただただやります。

 

今年は、紅花摘み(夏至から7月末)と

たで藍摘み(7月中旬から8月上旬)が主でした。

染色の原料にします。

 

朝の空気が、ひとつ昼に近づく時刻や

蚊の出る時刻

花芽が膨らんでいくさま

畑自体のもっているにおい

色んなことが毎日くっきり違うのです。

 

ちょっとずつ夏が深まって行くのを

感じながらの作業。

 

植物たちの本気具合を、今年初めて感じました。

花を咲かせて、実らせて、子孫(種)をのこして、枯れていく。

紅花も、花が咲き終えたら、さっさと枯れるのです。数日とたたぬうちに。

 

 

一日とて同じ日はない世界。潔い。

いつかにわかじゃなくて、年間通じて畑を見て

耕して行けるようになりたいと夢見る昨今です。